未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

土曜日, 2月 25, 2012

ドル円のゆくえ

2/24 N.Y.マーケットでは81.21銭のドル高円安で、もう円高は終わったという論調が増え始めました。
 
そこで、現在の状況を分析してオーバーシュートぎみのドル高について考えてみます。 
 昨年7/8の81.50銭にレジスタンスがあり、その次は 同5/19の82.23銭、同4/5の85.52銭となっています。  日足 直近ドル高値85.52銭とドル安値75.36銭の61.8% 81.64銭をブレークしなければ円高方向へ修正されるでしょう。 81.64銭をブレークした場合は、85.52銭へ向かいます。

 また、2009年のドル高値 101.45銭 と 75.36銭 間の38.2%は 85.36銭 ですので86円を超えるドル高はなさそうです。 
 現在、オーバーシュートしているドル高も終焉にさしかかってきていますので、つられてドル買い円売りは要注意といえます。