未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 11月 28, 2008

ワークシェアリング

 横浜に本社がある ソディック は 昨日 全従業員の給与の5-20% カットを発表しました。(同時に希望退職も募集しましたが)
 日本では アメリカ型の従業員をカットするのではなく、仕事をわけあうドイツ型の対応が 今後の企業の生き残り策として優れています。 皆が苦難を助け合い、喜びも悲しみも分かち合うのが アジア型資本主義であり アメリカの悪い面を模倣してはいけません。
 今後 輸出型製造業を中心に 損益分岐点を割れる企業もでてくるため、企業は生き残りをかけて先手先手の対応が望まれます。 企業に働く 従業員およびその家族の生活を保持するという 企業経営者のみが きたるべき サバイバル時代に尊敬を集める 経営者になるでしょう。
 しかしながら 上場企業の経営者には "まった なし" の 意志決定がひかえていますので、先見性を見据えて 何事にも動じない ことが重要です。