未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

木曜日, 10月 05, 2006

最新ベトナム事情

ベトナムでは、朝から夜までバイクの往来で大混雑、でも、皆 すいすい 道路を渡ったりで、秩序はそれとなく保たれています。 すぐ止まれる速度で走っているため、右折車が突っ込んでくる中国とは違い安心感があります。
 
 さて 「ドイモイ政策」以降 人口8000万人のベトナムは勤勉で勉強熱心な国民に支えられて今後 工業立国を目指そうとしています。 現在は農業が全産業の71%を占め コメ、コーヒーを主に生産、また、一次産品のゴムなどを産出し、工業・サービス業の比率はまだ小さいですが、ネクストBRISCと呼ばれ始めています。
 経済は南のホーチミン市が中心で、株式市場も2002年にホーチミン市(旧サイゴン市)で開設され ましたが黎明期といったところでしょうか。その市場規模はまだまだ小さく、上場企業も限られていますが、株式公開前の国営企業が控えているのが特徴です。
 一方 北のハノイ市近郊には 中国 華南地域との部品生産やアセンブルを行う企業が増えつつあるのが現状です。
 なお、今月末 ハノイでAPECが開催される予定で海外からの投資も活発化すれば、今後10年レンジでの投資でパフォーマンスが期待できそうです。