ダウ と ドル の関係
従来 ダウが上昇すれば ドル高と決まっていましたが、このところその流れに変化がでてきました。ダウが上がっても ドル高にはならないのです。
これは FRBがドルを大量に刷り 米国国内の破綻企業の救済および海外の中央銀行への融資 を行っていることで、マーケットが ドルの暴落を警戒していることが背景にあるようです。
IMFを中心にアメリカと日本でドル中心主義を確認しただけで、各国の思惑はまちまちでした。 すでにブレトンウッズ体制は旧体制になっているので 次のスキームが必要になってきます。
今後 考えられるシナリオは、
1) ドルの暴落を待たず アメリカ政府が ドルの切り下げを発表する。
2) 決済通貨としてのドルは変えないが、ドル・ユーロ+αで通貨バスケット制をトライアルで実施する。
3)ドルの暴落 または ドルの切り下げは困る 中国政府が大量の米国国債を購入し続ける。
などです。
いずれにしても ダウとドルの関係で 潮目が変わってきたのは確かですので 要注意です。
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