未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 12月 14, 2010

ユーロドルの動き

 12/13のN.Yマーケット 1.3300-1.3330をブレークして一気に 1.34337までユーロが買われました。 1.3000がグローバル・マクロのショート水準ですが、中国を中心にドルからユーロへのシフトで ストップロスを巻き込みながら切り上げていき、翌12/14 1.34982までのユーロ高が演出されました。
 昨夜は南欧、アイルランドなどの金利上昇でソブリン・リスクが高まっていましたが、おかまいなしでドル売りが続きました。 日本時間9時台には、ユーロ買いも落ち着いたようです。ソブリンリスクを考えたらユーロ買いは危険なのですが、ドルを手放そうという諸国がトレンドと関係なくドル売りをしかけてきますので、いわゆる介入のような形になってしまいます。
 ドルショートは禁物であることはいうまでもありませんが、1.35150を越えるようであればいったんドルショートです。