未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

土曜日, 8月 14, 2010

円には人民元高が続く?

人民元と円のレートですが 直近 8/12 12.5975(インターバンク・レート)の人民元安円高となり、昨年の同時期が14.1448でしたので10.9% 円高となっています。
 2007年6/23の16.2798の人民元高から比較すると3.6823円 22.6%の円高です。

一方 ドル円は 2007年6/23 123.962から 8/12 85.2057と38.7563 31.2%の円高で ドル円での上昇率が上回っています。 人民元は2006年7月以降ドル・ユーロ・円などのバスケットで変動ということになっていますが、ドルの影響が大きいこともわかります。

また、ユーロドルは2007年6/23 1.3411 現在 8/12 1.2982 で3.2%のドル高で アジア通貨 人民元、円にはドルが下落している構図がわかります。

今後 中国当局がドルへの人民元レートを切り上げていくのか、円に対してはそろそろ安値なのか注意がいります。