未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

土曜日, 12月 11, 2010

長期金利の上昇は続くか

 米国10年もの国債 3.2018%でクローズしましましたが、上昇傾向にあります。債券売りが続いているわけですが、週初めの12/6は2%台だったわけですから急上昇です。
 オバマによるブッシュ減税の延長がその要因のようにいわれていますが、実際はFRBのQE2による量的緩和バブルへの警戒感によるものかもしれませんし、インフレ懸念とみるのは時期尚早かと思われます。
 その結果、12/10 ドル円 終値は83.951円ですが、12/1につけた84.414を越えるドル高になっていくものと考えられます。では、ドル高はどこまでいくかですが、85.85円がレジスタンスとなります。

 12/10 1.32265で終わったユーロドルですが、12/9につけた1.31648はいずれブレークして1.30600を目指すもようですが、もう一度 1.3300へのユーロ高も考えられます。そのときはショートをいれたらよいでしょう。

 いずれにしても米国の長期金利の上昇が急激なためチャンスであり、ドル・ショートは要注意でもあります。