せとぎわの欧州金融危機
トリシエ総裁の会見で揺れ動いた昨日のNY為替市場でしたが、金利据え置き、国債買い入れで 長期的にユーロ安が確認されました。 短期的にはドル安ユーロ高に動いていますが、これはテクニカル上のことで
今後 ギリシャ、ポルトガルの国債 格下げアナウンスで一段のユーロ安が進むことでしょう。
「せとぎわの欧州金融危機」ですが、インフレ阻止で物価安定が最大の目標であるECBが、国債買入れを行うことは将来の長期金利高騰と物価高を自ら招く政策であるためトリシエ氏も任期では引退したいのが本音でしょう。
一方、日銀では須田委員がETF買入れなどの金融緩和策に苦虫を覚えていることでしょう。
いずれにしても、未体験ゾーンにはいっている日米欧州の超流動性緩和によるマーケートは弾けたときは、当局がコントロール不可能な状態になるではと危惧しております。
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