未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 5月 21, 2010

原油価格 下落から読み取れること

 原油価格(先物)は 5/3 の高値 87.15ドルから急落 5/20 安値64.24ドルまで急落しています。
一般的に 商品市場の下落は 株式、不動産より先に動きますので 景気楽観論には気をつけないといけません。 原油価格下落は実体経済の落ち込みを先取りしているわけで、すでにリスクはとれない環境にはいってしまったわけです。
 欧州危機の始まりは これから上下動を繰り返しながら 下落していく マーケットが実態経済への影響を生じさせ、痛んだ欧州系の金融機関は身動きがとれなくなってしまうでしょう。