未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

木曜日, 12月 30, 2010

年明けのユーロ圏経済

 今年はギリシア、アイルランドのECB,IMFによる融資で落ち着かせたユーロ圏経済でした。スペイン、ベルギーと次から次へ危機が襲ってくるのが2011年ですが、ドイツ、フランスへ南欧、アイルランド、ベネルクスの危機がおよんでしまうのがユーロ圏経済です。
 フランスの格付の見直しはすでにマーケットで噂されていますが、2011年中に見直しはありそうです。スペインの国債償還がありますので、ECBはここを乗り切らないといけません。フランクフルトに本部を置くECBですが、EUの本部はルクセンブルクで経済と政治はまとまっているわけではありません。