未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 12月 21, 2010

中国が外貨不足?

 HSBCは日本では準富裕層を対象に1000万円以上の預金者を顧客としていますが、キャンペーン期間中は500万円以上を対象にプレミア・アカウントの開設ができます。 香港では100万香港ドル(約1200万円)、中国では50万人民元(約650万円)以上の預金者が対象ですので、日本ではハードルが低くなっています。
 口座を持てば日本にいながら人民元預金もできますが、その利息は本国と違い低くなっています。実際のところ、中国が外貨不足のようで中国本土でも内外の預金者へ対して積極的な外貨預金のキャンペーンを行っています。

 このところ手持ちのUSドルをユーロへシフトさせている中国ですが、スイスフランと日本円の方が安全と思われます。