未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

木曜日, 12月 23, 2010

横断歩道お国柄

 先進国の超金融緩和策であふれるマネーが新興国へ流れることでインフレ懸念に悩む新興国金融当局ですが、社会インフラは未整備です。
 例えば、中国でも所得が高い広州では 人は車の合間をすいすいと危険を顧みず横断します。去年、広州の花園ホテル近くに信号機付き横断歩道がお目見えしました。二人の警察官が人々が信号無視をしないように立っています。市民が横断歩道用信号が赤でも無視して横断するためですが、車が来ていなければ渡ればいいではないかという個人の合理的判断がベースです。
 一方、めったに信号がないベトナム ホーチミン市ですが、横断歩道(ほとんどありません)ほまたは車道を人々はゆっくり渡るのが基本です。 バイクは渡る人の速度を遠くから見てスピードをコントロールしてくれています。急いで渡ったりすると、バイクのドライバーからするとかえって危険のようです。
 また、カンボジアのプノンペンですが、インフラは整備されていて信号、横断歩道ともありますが、一歩離れた農村に行くと電気も通っていなく、牛にさえぶつからなかれば安全きわまりないといったところです。