未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

水曜日, 1月 10, 2007

中国国内の送金

HSBCのインターネット・バンキングでは中国国内銀行間は比較的容易に送金がおこなえます。送金手数料は最低で10元かかりますが、日本国内から送金する場合 最低でも1500円(注)かかりますから 割安です。(注:シティバンクのUS$送金の場合)
  しかしながら、送金依頼を行う際には 中文(簡易語)で入力する必要がありますので、辞書片手に調べて、PCを中国語モードに切り替えでピーインで入力します。 また、送金先相手に文字数制限があるため、よく長い会社名など途中で切れてしまい困ってしまいます。 
  日本だと文字数制限なく入力できるようシステムをつくるのでしょうが、中国では送金相手先欄に「送金先名は注記欄を見よ」と入力し、注記欄に「送金先会社名」を入力するよう親切にガイドを受けました。 親切なガイドには従うのが中国流です、困ったときにメールを送ると よく上海からの国際電話で(英語で)サポートしてくれます。 HSBCは日本の銀行よりサービスレベルは高く、フレンドリーな対応にはほんとうに感心させられます。 

為替の自由化とともに、早く中国国内から自由に海外送金ができるようになることを期待していますが、今後5-10年後以降だろうなと予想しています。日本を抜いて外貨準備高第一位となった中国通貨当局の舵取りに注目いたしましょう!!