未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

土曜日, 10月 20, 2007

N.Y.マーケット 利下げを催促

 昨日 10/19は記念すべきブラック・マンデー20周年でしたが 2.64%下落、366ドル安で引けました。 9月のFRBによる0.5%の利下げは 一時的に株式市場は好感してリバンドをを見せましたが、8月安値以降の上昇した相場は 原油高・金をはじめとした商品市況の上昇に相反して低迷を始めています。
 サブプライム問題、企業業績懸念から下落していると言われていますが、一方 インフラ懸念があって、FRBによる利下げは難しいのではという懸念・不安による株式の下落というのが筆者の分析です。      ただし、10月末のFRBによる利下げにサプライズがあれば、株式市場はまた一時的に上昇すると思われます。

 円相場は114円代半ばまで上昇しましたので、週明けの東京ではいっそうの円高、株安が見込まれます。
 日本国内でも 最近の食料品をはじめとする値上げは、賃金上昇がない給与所得者にじわじわと響いてきます。 ガソリン200円/ℓ時代が目の前に迫っていると感じているのは筆者だけなのでしょうか?