日本の労働市場
先般 人材紹介会社より日本の労働市場において 27才-35才までの世代の人材獲得が難しいという話を聞きました。 つまり、企業で充分に訓練を受けた正社員がもともと少なく、この世代の人材を中途採用しようとしてもなかなか見つからないようです。一方、日経新聞によると、正社員になれなかった大卒クラスの人々でも、人材派遣会社に登録して重労働を課せられる人たちも多くいるようです。
もともと 多様な労働形態という考え方で、パート、派遣社員の比率を増やす考え方を労働省が中心に進めてきたのは、人口減による労働力不足を補うというものでした。しかしながら、生き残りをかけた企業は若年層の正社員採用を絞ってしまい現状のような労働市場の課題をかかえることとなりました。
将来に向けて優秀な人材を獲得すべく 企業は昨年2007年より大卒者の大量採用を復活し、学生側からすると 売り手市場になっています。
世代の違いのみを理由に、被害をこうむった30才前後の人々へのセーフティネットが急務です。
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