未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

木曜日, 12月 06, 2007

日本の学力低下はあたり前

 11/4 発表のOECDによる15才対象の学力調査で 日本が全科目後退したというニュースは新聞紙面をにぎあわせています。 論評はゆとり教育に問題があったというのが多いのですが、筆者の分析は下記の通りです。
1.  競争することは悪い という風潮を子供たちへ幼稚園・小学校と醸成し 競い合いうことを避けてしまい向上心を持つ子供が相対的に少なくなってしまっている。
2. 母親の我が子 かわいさあまりに 学校への介入が恒常化し、子供自身の自立心を損ねてしまう傾向にある。 勉強・スポーツそれぞれに個々に能力差があることを当たり前にと思わず、不公平と勘違いする親の存在は親自身が甘えている。
3. 上記のような母親がいても 父親の存在で子供は自立心・競争心を芽生えさせることができるが、父親がサイレント・マジョリティとなっている。
 などなどですが、

ただし、都市部の資金的余裕のある親の子供たちは 教育を受けるべく、私立中学へ進学し 普通の教育を受けています。これが教育格差と呼ばれているわけですが、その教育格差が社会での所得格差へ進展するのが予想されます。

 1億総中流と言っていたのは 今は昔 ですが、貧富の差に関係なく”英語”くらい話せるように子供の頃から教育しないと 他のアジア諸国からも「孤立国家」日本になりかねません。