未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

土曜日, 12月 08, 2007

やはりドル安円高に備えましょう

 N.Y.ダウは今週末13,625.8ドルと すでに12/11のFOMCによる0.25%-0.5%の利下げを読み込んだようですが、サプライズがないかぎり発表の当日から下げに転じるのが常です。 大きく下げて更なる金利引き下げ催促となります。 米国はインフレより景気後退懸念が高まっていますので、先手を打った”金利の引き下げ”と”膨大な資金供給”を行ったほうがいいのです。 
 現在、原油は88ドル台と落ち着いていますが、株式が下げるとまた投機資金の流入により上昇しそうです。
 新聞・雑誌等によります このところのサブプライム問題およびドル安・円高により退職金などを投資信託・外債へ預けた方々が 含み損をだされているようでお気の毒です。 私であれば虎の子の退職金は安全な投資にして、余剰資金をハイリスク・ハイリターンへまわすように説明さしあげます。
 ドル円は111円台前後で動いていますが、円高に動く際は一気に動きますので用心いたしましょう。その際はドル円は105円台へ向かいます。