未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

木曜日, 12月 13, 2007

後手に回ったFRBの対応?

 一昨日 12/12 0.25%のFF金利を下げ 翌 12/13 各国協調による潤沢な資金供給の発表 と いっけん 最善策のようですが、マーケットは冷静(期待はずれ?)にみています。 ダウ、日経ともに下げ転じて、原油は94ドル前後と投機資金がはいりつつあるようです。
 小出しの金利を下げてインフラ懸念を抑制するというのがFRBの基本スタンスのようですが、米国の景気後退懸念が高まる中 来年 1/11までダウ、日経、香港などの株式はかなり下げて 金利低下期待から上昇するシナリオがえがけます。 ドル/ 円の為替 は 小康状態を保ちつつ 中期的にはドル安円高 は変わらないでしょう。
  つまり、株式は 内需関連を押し目買い 噴値売りをするのも策と思われます。N.Y.の鏡相場である東京市場は FRBの動きを見ているとだいじょうぶということです。