未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 1月 15, 2008

今週のマーケット

 日本のマーケット休場の中 1/14(月) ロンドン・マーケットでドル円は あっさりと 107円台まで急伸し 昨年11月の高値 107円22銭をいつ超えるかに焦点が移ってきました。
 本日のN.Y.ダウは小幅高で始まっていますが、注目は そのきっかけとしてIBMの業績予想がマーケット予想より高かったことにあります。また、その要因として グローバル企業であるため ドル安が貢献しているというものです。
 ドル安が進み アメリカ国内経済の国力低下が懸念される一方 グローバル企業はドル安の恩恵を受けるという構図です。
 なお、日本の株式マーケットはどう見ても買い頃となています。 筆者は先週末 内需関連に買いをいれましたが 多くの国内投資家はそう見ていないようです。 海外投資家は 海外での損失の穴埋めをすべく 利益確定の売りを継続しているもようです。 さらなる円高が進み 来期以降の業績懸念を耳にしますが 実効レベルでは現在の水準でも円安水準と見ています。
 円高が国力を回復させるが基本ですが、今のところドルに対してのみですね。