未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

木曜日, 11月 26, 2009

ドル定期7.25%の国

カンボジアへ11/21-11/25間行ってきました。 GDP 約1兆円、1人当りのGDP 700ドルの貧困国のひとつと言われる国ですが、一昔前の内戦の頃に比べると平和で 笑顔で答えてくれる国民です。
 農業国として 米、さとうきび、コーヒーなどを生産 輸出する国ですが、工業生産は行ってはおらず 中古輸入品と修理品でまかなうリサイクル国家ともいえるエコ国家です。
 ちなみに ある銀行の一年もの定期預金はドル建で7.25%の利息がつきます。 日本からするとドル円は限りなく円高に動いているので、仮に預金するとしたらドル円が60円くらいになってからでいいのではと思いました。 カントリー・リスクが高いため定期預金の利率も高いのですが、ベトナムであれば2.7%前後ですからその高さがわかります。
 なお、この度ベトナムは通貨の切り下げを行いましたが、ドル買い介入を継続しているためドルの入手も困難です。
 インドシナ情勢は引き続きレポートいたします。