未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 9月 18, 2009

日本の潜在失業率

 7月 5.7%と発表されている日本の失業率ですが、雇用調整助成金609万人を潜在失業者として加えると潜在失業率は14.4%となります。 今後 失業率の改善は 当面 見込めないのですが、雇用調整助成金 の額が増大していく課題を抱えることとなります。
 雇用調整助成金は 景気が回復することを前提に30ケ月間、企業に対して休業や出向者 の手当てとして給与の2/3を国が助成するものです。 2年6ケ月後 2011年末までに景気回復により企業が立ち直ることができれば 雇用の確保ができます。 企業が立ち直れない場合は、解雇の措置もとれるのが日本の労働雇用制度です。