未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

土曜日, 11月 28, 2009

ドル円今回の急騰激の裏には

 11/27 金曜日 早朝 84円826銭まで円急騰その後 86円台まで戻していますが 85円割れにはファンド勢の売り浴びせがあります。なぜなら 85円割れには 為替系仕組み債の下限水準が設定されているからです。多くはドル円が100円台の頃に販売されたものですが、多くの法人、自治体、学校法人が買っているようです。 一度でも85円を割れればいいのですから売買が少ないウェリントン、日本の休日などが狙われます。 一般的に為替系仕組み債買った方は当初5%前後の利息を受け取っていたようですが、不幸にも投資資金は半減といったところでしょうか。 公表しないところが多いのでその実態はわかりませんが、その後80円、70円.......55円と設定されているようです。
 販売される際のセールストークは " 円が80円割れることはありませんよね"”55円は絶対割れませんよね”ですが、おひとよし無知識の機関は必ずノック・インとなってしまいます。
 ドル円 明治時代は 1$=1円、戦前 1$=4円であったことを認識しましょう。