未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 12月 11, 2009

ドバイ危機からEUROへ

 ドバイワールドの破綻危機に関連して主な融資元となっている英国、ドイツなどの銀行ですが、現在の危機はギリシア、スペインのソブリン問題に移ってきました。 実は英国の危機は深刻なのですが英国国債はまだまだ大丈夫のようです。
 EUROはドル円でも130円近辺でユーロ安に動こうとしているトレンドですが、危機が訪れるとドルと円が強くなるという構図です。 問題はドルと円の関係ですが日本の国債が国内でまかなわれている間は金利差と過剰ドルの関係でドル安に動くかもしれません。つまり、日本のソブリンリスクはまだ当分先であるということになります。 
 一方 ドルEUROですが、このところ1.466と1.478の間で動いていますが1.514のEURO高を高値にドル高のトレンドです。
 つまり、円>ドル>EURO の強さとなっています。