未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 12月 31, 2010

アメリカ景気回復の幻影

 QE2による超緩和政策(FRBによるドル札輪転機)が株高を支えているといわれている8月以降のアメリカ経済ですが、株式投信、株、401Kなどに投資しているアメリカ市民は12月は消費に走ったようです。 バーナンキの思い切ったマネーの供給は表面上 成功しているように見えます。しかしながら、危機の種はまかれてしまったというのが本当のところでしょう。 いつかは風船は弾けますので、そのときに当局が対応できるのかどうかにかかっています。
 ヘッジファンドと化しているFRBはそのときが来るのをわかっているのかもしれません。