未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 1月 11, 2011

政府 アイルランド政府支援債を購入という嘘のような本当の話

 1/11 日経新聞 夕刊が報じた記事によりますと、日本政府はアイルランド政府支援債約1000億円を購入することでアイルランド政府を支援するとのことのようですが、本当ですかというのが正直な感想です。
 マーケットでは アイルランド政府の国債は、すでに投機的水準 やがて ジャンク債になるとみられています。ドイツや仏が保有するアイルランド国債ですが、日本がおつきあいするようなものではなく いずれ 損失確定のしろもろです。 今の政府は経済音痴集団であるため、マーケット関係者からはいいかもかもしれません。
 増税をするわ、破綻すんぜん国へおつきあいするわ で 空いた口はふさがりません。

日経新聞の見出しは、「政府 破綻国家と道ずれ心中か アイルランド政府へ支援?」が正しいでしょう。