未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

土曜日, 1月 22, 2011

通貨デリバディブの怖い話

 通貨デリバティブ商品が日本の企業、学校法人、地方自治体に広くはびこおているのは関係者は知るとこですが、このところ中小企業の破綻の原因に「通貨デリバティブ」が目だってきているので金融庁が調査することになったようです。
 もともとドル円では、ドル高円安が好きな日本の人たちは110円台のときは 100円を越える円高はないという願望をもったり、90円台のときださせ80円割れはないと願望がこのような商品を買ってしまったわけで自分たちの責任であります。一方、海外のヘッジファンドは70円台、60円台、55円とシナリオ通りに組成をしたにすぎません。融資との抱き合わせでデリバティブ商品を買わされた企業は救済しなければいけませんが、できますでしょうか。
 手数料がかせげるため販売競争に走った日本の金融機関にその責任はあるわけですが、ときすでに遅しといったところで 破綻企業は増えていくばかりです。
 なお、日経225にリンクしたデリバティブ商品も同様です。