人民元の為替変動幅変更
中国人民銀行は5/21より人民元のUS$へ対する変動幅を0.3%から0.5%へ拡大すると発表しました。しかしながら、対米貿易黒字などの過剰流動性に伴う行き場を失った人民元は 中国株式市場の上昇や中国不動産の上昇を招くことはあっても、中国国外へ流出はありません。 中国当局は為替管理を行うことにより緩やかな人民元高を演出していますが、昨年秋以降の中国国内株式の熱狂は危うさをいだかせ 日本株式関係者も警戒をしている状況でしょうか。
一方、今年より当局より認可を得た中国国内の銀行は非移住者の個人の海外銀行への外貨での送金はできるようになっています。 いずれ 人民元についても為替の自由化を制限つきで行うものと考えられますが、中国経済が失速する前に実施して 世界経済への影響を最小限にとどめることを期待したいものです。
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