未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

水曜日, 5月 16, 2007

ベトナム 大型株IPO

ベトナムでは5月末 VaoViet保険のIPOが予定されています。 従業員5000人・売上高500億円 規模の保険・損害保険会社のIPOとなり注目が集まります。過去 VaoViet証券のIPOの際には最低入札価格50,000ドンに対して平均94,170ドンでの入札、また、保険会社 ペトロベトナムのIPOの際には 平均162,500ドン と 加熱ぎみのベトナム証券市場です。 
VaoViet保険の場合 最低入札価格 30,500ドンとすでに現在の利益レベルからするとPER 48倍となります。

なお、中国株式市場の加熱から、上海マーケットの乱降下が世界株式市場への波及へと影響する懸念がいわれていますが、影響が少ないベトナムへ資金を逃避させる手もあります。 PER40-50倍の株がぞろぞろのベトナム株は成熟した欧米・日本の株式市場の投資尺度からすると手をだしにくい株ですが、成長する新興市場ならではのリスク含みです。

今後 ベトナム株式についてもレポートしていきます。