未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

月曜日, 11月 26, 2007

FRBの年内緊急利下げはあるか?

 FRBは2度の利下げで現在政策金利 4.50% としていますが、景気後退懸念がでてきているため年内に緊急利下げをするだろうというのが筆者の見方です。 ただし、現在、利下げを行うと債権のみならず、原油などの資源・商品へ資金が流れインフレを加速させるという見方があるため 利下げはしにくいというのが一般的な見方です。
 日本はどうでしょうか、日銀は利上げのタイミングを失い 身動きが取れない状況です。 世界的な利下げ環境においては 円高による内需拡大 と 資産インフレを生じさせる可能性がでてきます。
 一昨日 ガソリン・スタンドへ寄りましたが レギュラー140円台/1ℓ、ハイオク150円台/1ℓで、1オンス100ドルを超えれば レギュラー 150円台/ℓとなるでしょうか。現在 アメリカでは日本円換算で90円台/1ℓのようです。 このような 資源・原材料の高騰を背景に日本もインフレ経済にはいっているのですが、デフレ期間が長かったせいか一般市民がそのことに気付くには時間を要します。

 新聞によりますと このところのドル安円高で ドル預金 が4倍にのぼっているとのことですが、100円近辺まで円高になるまではドルは買わないほうがよろいしよ。また、内需関連を中心に日本株に見直される時期がくるでしょうから円で保有しておいた方がよろしいでしょう。