未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

土曜日, 4月 05, 2008

今回の円高はいつまで続く

2007年8月から始まったドル安円高に際して 3月に95円台をつけた後、4月に入り101-102円台に戻っています。 私の周りでも95円台で円買いを行ったというツワモノがいたり、本日も円は買い時でしょうかという質問をいただきました。 124円135銭のドル高円安のピークが昨年2007年6月13日 でしが 中期的には85円のドル安円高になるものと見ています。
 したがって、相談された方には 80円まで円高行くという人もいますからとお答えしました。
 FRBがいつまで金利の引下げを行うかは重要な事項ですが、3月の非農業部門の雇用者数大幅減に伴い、4月末にはFRB 0.25-0.5%の引き下げが予想されています。
 FRBの金利引下げが終わっても金融引締め つまり 金利引上げを開始するには相当な期間を要するものと思われます。