未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

水曜日, 3月 19, 2008

ドルの買い戻し

 昨夜のN.Y.ダウは ゴールドマン・サックス、リーマン・ブラザーズの四半期決算が予想よりも良かったことがきっかけで大幅高を演じ、東京市場も上値が重いものの12000円台に戻しました。 ドル円はドルの買戻しで 朝方 100円46銭までドル高円安となりましたが、ロンドン市場で97円67銭まで円高、アジア株は総じて高くなったものの、欧州株は軟調です。
 FRBのFF金利0.75%の下げにもかかわらず金融危機は去っておらず、今後 何度かの金融機関の破綻危機がおとづれるおのと予想しています。この結果 近い将来 ドル円は90円割れを覚悟しておく必要があるでしょう。その場合、東京株式市場は輸出関連株の急落を中心に11000円へ向けて総崩れとなりそうです。 しかしながら、電力・ガスは円高メリットの恩恵を受けますので、ある大手外資証券会社では すでに大量の買いをいれているようです。
 明日 3/20は 日本の休日にあたり ヘッジファンドは ドル円では仕掛けてくる可能性が大いので、ポジション ロングはやめておいたほうがよさそうです。