不良債権処理機構
9/19 アメリカ当局は というよりポールソン財務長官が必至で大統領および議会を説得し 政府による不良債権機構による買取を行う旨発表しました。
日本のバブル崩壊後の不良債権処理が研究されていますので 機敏な動き、および 決断をしたポールソーン財務長官は 金融危機救済を行った責任者としてその歴史に名を残すでしょう。 確か彼はゴールドマン・サックスの出身だったでしょうか。
実際、世界中で$の銀行間取引がストップ、ファンドによる$ MMFの閉鎖など クレジット・クランチ一歩手前まできていましたので「クラッシュ」を救ったのは間違いありません。 金曜日のダウは急上昇しましたが、通貨の面で分析しなくてはいけません。
本当に救われたのは金融マーケットであり、株式市場ではなかったのですが、ドルの信認という課題が残されました。 大量のドルを供給あるいはするわけですから その価値の低下は避けられず 一時的にはドル高になるかもしれませんが、中長期的には流れが変わることはないでしょう。 また、不良債権処理は その資産価値は叩き売られるのが日本の経験からもわかるように、今後大手金融機関も含めのその再編は避けられません。
その都度 マーケットには激震が走りますので ダウBear、ドル安円高でしょうか。一方、日本株は欧州、アメリカに比べ 相対的に 強く 海外からの資金がはいってくるものと予想されます。
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