未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

木曜日, 9月 18, 2008

”Worst Crisis Since '30s, With No End Yet in Sight”

Wall Street Jornalでは、昨日9/17のN.Y.ダウ暴落について 過去13ケ月の危機よりもさらに深刻な危機の局面にはいったところであると記事を書いています。
 AIGが売った クレジット・ディホルト・スワップやクレジット・インシュアランス・コントラクトがその根源で 世界中の優良な金融機関がそれらを買っているため 解決の目処は何もたっていません。 
 また、いったん国有化されたAIGですが、数年後に現在のままで民間保険会社として再生する保証は何もありません。おそらく 分割・資産売却となりとどめることはできないのではないでしょうか。

 つまり、危機は始まったばかりということです。
 
 また、モルガン・スタンレーのアナリストは ダウは2-3ケ月以内に8000ドル、金は2-3年で1500ドルの予測を発表しました。