未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

日曜日, 9月 14, 2008

原油・金など資金引き上げ

 9月5日 早朝 ファンド解散のニュースで ドル円の円急騰がありましたが(9/5の急激な円高は何故?を参照) 、名門コモディティ・ファンドが解散で主要株主がリーマン・ブラザースだったので、売りが売りを呼んでしまいました。商品市場では
石油が100ドル割れ、金も急落 と 資源・商品市場もバブルも崩壊の憂き目となっています。
 このように変化が激しい位際には 現金で保有が安全で 今年になって商品ファンドに投資した方々は市場の怖さを思い知らされています。
 原油はどこまで下がるかですが 2001年当時 20ドル前後だったわけで現在でも高いのですが、7/11の高値 147.27 からの下落は いったん 91 ドル(9/12 99.99ドル)で下げ止まるであろうと予想されます。 
金は7/22の高値からすでに24%下落していますが、まだ、下値の目安はわかりませんが、2078円/1gまで下げましたら 長期で買ってもだいじょうぶでしょう。( 高値 1002.8ドル/1オンス 底値の目安は619.7ドルで ) 
 住宅バブルが崩壊中、欧州、米国の景気後退から株式下落、資源・商品のミニ・バブル崩壊 で 2009年にはいってから下値を拾っていくのがいいのではないでしょうか。