未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

月曜日, 9月 15, 2008

リーマン・ブラーザースはその歴史を閉じます

 早朝3時台から為替相場 ドル円は 約15分で 107円95銭から105円80銭にドル続落となりました。その後 5時台に105円30銭まで続落 ロンドン市場では104円58銭まで続落 しました。 下値の目処は 103円80銭までのドル安円高の予想もされており 目が話せない状況です。
 一方 N.Y.ダウは先物11000ドルまで急落しており、欧州も急落 明日の東京市場も暴落の見通しです。
 先週末の期待とは裏腹に ”リーマン破産申請 ショック”が金融市場をゆるがしています。 リーマンが取り扱っている債券がどうなるのか、世界中の金融関係者は その動向に注視 激震がはしり続けた1日でした。日本市場はお休みでしたが、欧州および今夜のN.Y.の動向から目がはなせない状態です。
 リーマン・ブラザースはその158年の歴史に幕を閉じることになります(先物ですでに株価 1$を割っています)。 また、AIGの資本増強に対して、バンカメによるメルリ・リンチの吸収合併に市場がどう反応するかが注目されます。
 週末の一部 楽観論に対して FRBおよび当局は 新しい道筋 「大手といえども民間金融機関の市場退出ははやむえず、公的資金の投入はおこなわず」を示しました。 
 当分 金融危機はおさまらず 今週は CITI、ゴールドマンサックスなどの大手金融機関の決算発表があります.