未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

土曜日, 9月 13, 2008

高金利通貨の下落の円への影響は

 対円の話ですが、オーストラリア・ ドルは3ケ月間で約18%下落 、ポンド、ユーロとも10%超下落しています。1年間で見てみるとポンドの下落が大きく18%前後です。
 ドル円はこの3ケ月で変わりません、ということは 欧州の景気後退(利下げはまだです)、豪州の景気後退による利下げで ドルと円が堅調であることがわかります。 このところの円高は、クロス円での円買いと円キャリー取引の手仕舞いで 対ドルでは円高となっています。
 ということは、週明けリーマン・ ブラザースの救済が発表されればドルが買い戻されますが、クロス円で また 円高になることが考えられます。(週明けの発表が期待されるような発表でなければ、ドル円でドル急落が市場関係者に恐れられています。)
 とにかく、急騰・急落のマーケットで難しいところですがチャンスもあるわけです。