未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

月曜日, 9月 22, 2008

レスキュー・プランに早くも注文

 総額7000億ドル上限の不良資産買取機構での不良資産処分案 議会へ提出されましたが 詳細はこれからで 緊急事態でとりあえず枠組みだけで提出した感はぬぐえません。 すでに、オバマ大統領候補側からの指摘(これは選挙向けもあるようですが)、Wall街を救うのに税金を投入? など当然でてくるわけですが、筆者の心配は これで足りるのという単純な疑問です。 
 10月にはいるとCITI Groupなの商業銀行の決算が発表されます。次の危機は 迫っている感がぬぐえません。
 徹底的に膿をだしたいところですが、不良債権化した証券化商品が世界中にいったいどこにどのくらいあるのかがわかりません。
  ポールソン財務長官とスタッフには、今後とも当分 休まるときはないでしょう。