未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

土曜日, 10月 25, 2008

為替相場 パニックから一夜明けて

 10/24の為替市場および世界の株式市場は 恐怖の相場となりましたが 為替相場を冷静に分析してみましょう。
まず、為替ですが ドルと円は堅調なのですが、
ドル円は円の急騰 98円27銭から90円90戦まで7円37銭 の 動きがありましたので ドルの対円下落率は 7.49%と 驚異的です。 終値は 94円40銭で 10/20 月曜からの下落率は 101.67銭からの7円27銭 の下落で 7.15% です。
 また、ユーロ円 は、 10/20 月曜 136円39銭から119円02銭へ17円37銭 12.73%の下落しました。(最安値は 113.79円)
 ただし、円独歩高の様相は まだ 通過点であり 年末から年明けにかけては大きな動きの可能性があります。

 注意すべきは ドル人民元ですが、9/22の6.087ドルから10/24時点 6.91ドルへ11.9%のドル高となっていることです。 ユーロドルは 10/20 月曜 1.34ドルから 10/24 1.26ドル 5.97%のユーロ安です。
 ドル、円は堅調なのですが 円の独歩高であることがわかります。