未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

木曜日, 10月 09, 2008

10/6-10/8 の世界的株式暴落を振り返る

 欧州各国の銀行への公的資金投入、アイスランドはクローネ急落で国家的危機をロシアによる資金供給予定など 金融機関破綻懸念からの欧州の危機的状況は、米国の大手銀行の資本不足懸念もあり 10/6より各国 投資信託、ファンド、現物の投売りで 暴落となりました。
 筆者の予想では危機が1週間早く到来したというのが感想で、今回の暴落が米国の公的資金投入催促相場となったようです。 昨日のブログ書き込みは 公にポールソン財務長官のコメントという形でリークされましたが、日本当局の出番がきたようです。
 しかしながら、日本でも現金化していなかった多くの個人投資家の資産は 半分程度になったようで、お気の毒です。 当面(2年間くらいは)回復することはないでしょうから じっと我慢するか ある程度戻ったところで処分するか 判断が難しいところです。
 さて、今週 多少落ち着いても 来週が大手銀行の四半期決算発表となります。もう人波乱あるか、その前に 米国当局が動くが 目を離せない展開となってきました。
 ちなみに 通貨に関していいますと ドル円は 当面 10/8の98円60銭を割るかどうかですが これも米国当局の動き次第 ファンダメンタルの要素が大きそうです。
 また、ユーロ円は 欧州経済の落ち込みは深刻で ユーロ安円高は続きそうです。