未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

水曜日, 12月 24, 2008

2009年 ドル円の見通し

 そろそろ 来年の見通しがでてきていますが、その中で ドル円については 多くの関係者が79.75銭を割り75円までの円高を想定しています。
 一方 83円までの円高で 貿易黒字の減少と急激なリバトエーションは起きないとコメントしているのはドイツ証券 深谷幸司氏です。(ロイター)
 円高ではなくドル安なので 米国当局の通貨政策しだいなのですが、ドルを刷りまくるFRBの資産残高が増えるにしたがって 限界的がきたら底割れをするし、恐慌が奇跡的に収まったら 底割れはしない というのが筆者の分析です。 ただし、いったん 82円くらいからから円安に戻すことも想定しておく必要もありそうです。 
 現時点 後者の可能性は少ないのですが、 年末から年明けの動きが2009年を占いそうです。