未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 12月 12, 2008

アメリカの小売業

 日本には ビック3といわれる自動車メーカーの存続に関するニュースは毎日伝わってきますが、アメリカの小売業は サバイバル競争で 倒れるところがでてきています。
 おもちゃチェーンの大手 "KB Toys"は、このほど 破産してしまいました。 トイザラスなどとの競争激化で 存続できなくなったわけですが、あらゆる小売業で50% Offで セールをおこなって売上げを確保している状態で 利益の大幅減少で 規模がないとたおれてしまうわけです。
 明日の日本も それに近くなる可能性がありますが、アメリカと日本の違いは アメリカでは現金ではなくクレジットで買い物をして このほど クレジットが使えなくなったため 急速に 売り上げが落ちてしまったことです、一方 日本は現金商売が主体ですから アメリカほどではなくても 消費が落ちるのは時間の問題です。
 なお、全米の11月の小売業 売上げ高 対前年比マイナス1.8%といわれていますが、来年の1月以降は大幅マイナスとなりそうです。