未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

水曜日, 12月 24, 2008

トヨタ自動車の営業赤字見通しがもの語るもの

 トヨタ自動車の営業利益 今期見通しは いってん 大幅 赤字の見通しと発表されましたが、驚くにには値しないことです。 マーケット関係者はあたかも市場が回復する前提で 見通しを立てている中、トヨタは700万台体制で利益をだす体質へ転換するようです、しかしながら、この700万台も市況が回復しての前提にたっています。
 企業の経営者がよく理解しないといけないことは、供給過剰な製品を当分消費者は買わないことということです。 すでに、ヨーロッパのあるディーラーは、車一台でもう一台プレゼントというキャンペーンを始めています。
 経営者は余剰生産設備、余剰人員という見方をしますが、トヨタこそ 人を大切にして 週休2-3日制にして 日本の企業の見本をみせるときがきているのではないでしょうか。
 ただし、株価は相当下がってしまいますので 株主、経営者、従業員のバランスを見直すときです。つまり、株主第一主義からの脱却するときが来ています。