未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

土曜日, 3月 28, 2009

原油価格は上昇局面?

 昨年12月32ドル40セントまで下落した原油価格ですが、3月にはいり42ドル08セントを底に54ドル34セントまで上昇しています。
 航空会社は燃料サーチャーシの値下げを4/1発券分から下げますが、このまま上昇しますと 7/1から値上げの見通しとなります。また、ガソリン価格もこのところ安値(108-110円)より10円ほど上がっております。
3月初旬のFRBによる国債買取り表明、財投によるドル安、インフレ懸念などにより商品へ資金が逃避しているわけですが、景気が上向けばこのまま商品価格も上昇しそうです。
 現在のターゲットは69ドル60セント付近にあり、そこまで上昇しなければ再下落 40ドル-60ドル台で推移しそうです。ただし、そこを抜けるようですと次のターゲット 92ドル70セントが見えてきます。