未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

月曜日, 3月 16, 2009

ウォーレン・バフェット氏の発言

 バークシャを率いるウォーレン・バフェット氏ですが、このところデリバティブ商品も投資対象としており 強気の発言をなさっています。 ウォーレン・バフェット氏はコカコーラをはじめ固い会社への長期投資で知られていますが、昨年GEへ投資したりして必ずしもうまくいていないようです。
 先週末の発言では、自分で分かるものは投資していくということでデリバティブ商品への投資を強めていくそうです。 CDSについて、ジョージ・ソロス氏は ”金融の時限爆弾" 、ジム・ロジャース氏も”金融の大量破壊兵器"と発言、その表現からして危険きわまりない商品だと思うのですが、筆者は”金融の核爆弾”と呼ばさせていただいています。
 ちなみに、CDSそのものは債権の破綻リスクを防止する通常の金融商品であるわけですが、AIGやヘッジファンドが組成し、金融機関などへ販売、相対取引なのですが、ネズミ溝ばりに拡販されてしまって誰がどこへどのくらい売ったかもわからなくなってしまったことに問題が隠されています。