未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 3月 13, 2009

総力戦になってきた株価対策

 3月末の決算期を控え 終値 7000円割れを何としても防ぎたい当局でありますので、何でもありの世界になってきております。 日銀によるCP買取り、社債引受け、金融機関保有の株買取り など に続き、法人向け融資 破綻時の債務保証案がでてきております。 これには ゆうちょ銀行の保有国債を担保に特定機関へ融資するようですが、いろいろリスクが含まれています。
 1) 企業が破綻した場合は、その債務不履行をどこが負担するかを明確にしてお必用がある。
 2) ゆうちょ銀行は 自己資本率 92%の超優良銀行であるが、今回の金融危機にさらされてしまい      預金対象銀行からはずれてしまう。

過度の延命策は、ソビエト社会主義連邦および旧東欧諸国の消滅と歴史が語るように、制度の硬直化をもたらし最終的には国家の破綻につながってしまいます。最終的には No1企業には公的資金投入、それ以外は一部投入にとどまるようにすべきではないでしょうか。

 株価 PER 70-80倍で 現在の7000円台の維持は 異常といわざるえません。