未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

火曜日, 12月 22, 2009

クリスマス休暇でポジション解除

 金をはじめ商品市場は先週より弱含んでいますが、クリスマス休暇でポジションの解除が影響しているようです。 逆にドルが買われているため、一部の評論家からドル高に転じたというコメントも出始めました。
 ドルが買われたのはドバイワールドの破綻危機(その後、隣国などの融資で持ちこたえています)後、融資高が多い欧州の銀行に危機がおよぶのでという連想から ユーロ<ドルとなったためです。実際、その後落ち着きをとりもどししていますが、先週末よりマーケットは閑散としています。
 休暇明けから本格的に欧米の機関投資家、ファンド勢が戻ってきますので、この流れが続くかどうかはなんとも言えません。
 ドル円をみるとドル買い連騰で買われすぎのシグナルがでています。実際88円322銭から91円486銭までドルが買われていますので反転するのが近いようです。