禁じ手を破った財務大臣
菅財務大臣の為替に関する発言は、通常ありえないことを発言し物議をかもしだしていますが解説いたします。
現在のドル円の為替水準はテクニカル的にも円安水準にあります。よって、本来 緩やかなドル安が望まれる中 ファンド勢が仕掛けてきて急激な円高を起こしかねないというリスクを生じさせました。 世界的な流れは緩やかなドル安による世界的不均衡を是正する流れにある中で、単独介入できない水準での90円半ばが望ましいという具体的なレートに触れることは市場の怖さを知らない素人のコメントと写ります。
また、円高の後の円安が待ち受けていますのは、資源高が円高のおかげで輸入できているのですがそれがコストアップとなり国民生活に多大な損失を招くというリスクもはらんでいます。
3月までは急激な為替変動の可能性がでてきてしまったため取り返しのつかない発言になってしまったわけです。なお、本人は全くそのことを理解していないため、いずれ市場の怖さを思い知ることになるでしょう。
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