未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

土曜日, 12月 26, 2009

国の貸借対照表

 昨日12/25 2010年度一般会計92兆2900億円の予算編成となりましたが、注目すべきは歳出の中の国債費です。 国債費とはすでに発行している国債の元利払いですが、20兆6400億円です。一日あたり565億4794万5200円を払っていることになります。今回 国債発行は税収を上回ったとうことばかりが話題となっていますが、本質的には既に発行を続けてきた国債の利払いが、金利が上昇した際にさらに膨らんでいくことにあります。
 生保、銀行などの機関投資家が国債の買手であるわけですが皆で渡れば怖くないわけですが この国債バブルが永遠に続くとは限りません。