未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

木曜日, 12月 31, 2009

牛丼チェーンではハンバーガーは難しかった?

1980年より続いていた老舗ハンバーガーチェーン「ウェンディーズ」は本日12/31をもって店舗を閉鎖します。 数年前よりゼンショーがその親会社として運営をしていましたが、米国アービーズ/ウェンデヂィーズとのフランチャイズ契約解消に基づくものです。現実には消費者の低価格志向への対応ができず、大手マクドナルドとの競争に敗退というのがその要因と言われています。しかしながら、マクドナルドは低価格ではなく、店舗のプロセスを改善することにより出来立てのハンバーガーを提供することに成功しお客様の支持を獲得しています。 要は価格ではなく品質の追求をしたわけです。このことはお客様へ提供するブランド価値をどう創造するかということにつきるわけです。
 ちなみにウェンディーズのファンであった筆者は、本日いつも行く「麻布店」「目黒店」ではなく別の店舗へ行ってお気に入りのBBQバーガーを味わいました。ハンバーガーはよかったのですが、コーヒーがぬるかったのはやはり「お客様志向」ではなかったという撤退の真の理由かなと思いました。