未曾有の領域に入った欧米および日本経済、また、低成長に入った中国。資産は投資ではなく、どう守るかが問われています。 ただし、日本円だけで通貨を保有するのもリスクがあり、人民元、ドルの保有も必要です。すでに金融システムが機能マヒを起こし、中央銀行のみがその資金供給先となった今日、金融資本主義は新しい仕組みがないかぎり停止してしまうのではないでしょうか。 また、中国、ベトナムについてもレポートいたします。

金曜日, 2月 05, 2010

ドルと円は強いがユーロはさらに下落

2/4 N.Y.マーケットで 91円23銭から88円55銭 急落したドルですが、円以外には急騰です。先日 お伝えしましたとおりギリシアを発端とした金融不安から新興国通貨・ユーロ安の流れでドル高、円高がおきていています。金利およびアメリカ経済の悲観よりドル<円の関係で円急騰となったといわれていますが、テクニカル的にみてファンドがドル・ロングポジションを閉じたものではないでしょうか。
 89円30銭をブレークしたドル円は、いったん90円近くまで戻しても 87円を目指していくでしょう。問題はユーロですが、ドルで1.36474、円で121円57銭まで急落したユーロは 1.35割れ、120円割れを目指していきそうです。
 新聞などによりますと逆張りが好まれる日本の個人がユーロ買いをされていたようですが、今回ストップロスになった方々が多いのではないでしょうか。